ドラクエのマグカップがゲームセンターに来た理由
コーヒーを飲みながらドラクエをやった経験は、30年以上あるなかで数え切れないほどある。深夜に魔王城の前で詰まって、眠気をごまかすためにコーヒーを淹れて、また戻る。そのルーティンを繰り返してきた身としては、スライムの絵がついたマグカップが手元にあるというのは、単なるグッズ以上の意味がある。
ドラゴンクエストのプライズとして登場したふたつきマグカップは、スライムとスライムベスをモチーフにしたもので、本体のサイズは約100mm、実用容量は300ml。ふたはコースターやお皿としても使える設計になっている。
タイトーからのプライズとして2025年1月中旬に登場した。スライムバージョンとスライムベスバージョンの2種展開で、どちらを取るかいや、両方欲しいというのが正直なところだ。
ドラクエのプライズ景品には頭に「AM」とつくものが多い。ドラゴンクエストには市販の商品も数多く展開されているため、クレーンゲームの景品としてでしか獲得できないプライズ景品については「AM」とつけて区別していると思われる。つまりこのマグカップは、ゲームセンターでしか手に入らない特別品という位置づけだ。
なぜドラクエの実用雑貨プライズが増えているのか
フィギュアやぬいぐるみが主流のプライズ市場で、マグカップという選択肢は少しユニークに映る。でも考えてみると、これは理にかなっている。
ドラクエプライズに関しては実用性が高いものが多いため、いくらあっても困らない。他にも小皿付きのマグカップやグラスなど、いくらあっても困らないものが満載だ。
毎日使うものにドラクエのデザインが入っていると、ゲームへの愛着が日常に溶け込んでくる。飾って満足するだけじゃなく、朝コーヒーを飲むたびにスライムと目が合う。それが50歳のドラクエファンには、じわじわと嬉しい。
ドラクエのプライズはモンスター系が中心で、スライムが看板モンスターとして特に多く展開されている。スライムという存在が愛され続けているのは、シリーズを通じた親しみやすさとあの丸い形のせいだと個人的には思っている。あのフォルムは飽きない。
ふたつきマグカップの実力
実用品としての性能も気になるところだ。
サイズは約10cm、実用容量は300ml。300mlというのは一般的なマグカップとしてちょうど使いやすい容量で、小さすぎず大きすぎない。ふた付きというのも地味に便利で、デスクに置いておいてもほこりが入らない。
上から見ても横から見ても可愛いデザインで、ふたつきのため普段使いしやすい設計になっている。実際にデスクに置くと、マグカップとしての存在感がちゃんとある。取り出したとき「あ、スライムだ」と思える瞬間が繰り返し来るのが良い。
ただ、プライズ品として取り扱いには一点気をつけたい。アミューズメントでの獲得景品のため、クレーン爪の跡や若干の凹み・傷があることを前提にして購入する必要がある。二次流通で買う場合も、この点は頭に入れておいた方がいい。
ステンレスカップという選択肢もある
同系列のプライズとして、マグカップではなくステンレス製のカップも過去に展開された。ドラゴンクエスト AM ステンレスカップ スライム&スライムベスは2022年8月上旬に登場しており、スライムとスライムベスのデザインを楽しみながら飲み物を楽しめる仕様だ。
陶器のマグカップとステンレスカップでは使い勝手が違うので、用途で選ぶのが現実的だ。職場に持っていくならステンレスの方が持ち運びに強い。自宅でゆったり使うなら陶器のマグカップの方が雰囲気が出る。どちらも見かけた場合は、その場の気分と台の取りやすさで判断すればいい。
ゲームセンターでのマグカップの取り方
ドラクエのマグカップは箱型のプライズなので、橋渡し設定の台に置かれることがほとんどだ。
ドラゴンクエストのプライズはぬいぐるみや雑貨などの箱型の景品の多くが橋渡し設定で展開されている。
橋渡しの基本は「掴む」ではなく「ずらす」という発想に切り替えることだ。アームが景品の真ん中に落ちても持ち上がらない台が多く、それよりも端を引っかけてじわじわと移動させる方が、少ない手数で落ちる。
マグカップの箱は縦長で比較的重さがある。アームが景品に触れたとき、どの方向にどれだけ動いたかを1手目で確認してから、2手目以降の狙い方を決める。重さのある箱型は勢いで動くことが少ないので、小さな動きを積み重ねるイメージで攻める方が合う。
俺が過去にやらかしたのは、橋幅の狭い台で勢いよく連投したことだ。毎回数ミリしか動かないのに「もう少し」と思って追加投入を繰り返して、1000円以上使ってしまった。あれは冷静に台を変えるべきタイミングだった。
橋幅が景品の幅に対して狭すぎる台は、落とし方の選択肢が極端に減る。見た目で判断がつかない場合は1手だけ試して、動きが全くないようであれば別の台を探す方が結果的に節約になる。
確率機に設置されるパターンに注意
ドラクエプライズに関してはぬいぐるみや小さい景品が多い関係から、3本爪台の確率機に入ることが多い。
マグカップのような雑貨系は2本爪の橋渡し台に入ることが多いが、店舗によっては確率機の台で展開される場合もある。3本爪の台で始める前に、台のタイプを確認しておくこと。3本爪であれば、設定された回数をこなすまではアームパワーが上がらない仕様の可能性が高い。
そういう台にどれだけ技術を注いでも、設定が到来するまでは動かない。ここを見極められるかどうかで、台への投資額が変わる。
オンクレでも取れる
ドラゴンクエスト AM ふたつきマグカップ スライム&スライムベスはセガUFOキャッチャーオンラインでも取り扱いがあり、フタつきなので安心という評価を受けている。
GiGO ONLINE CRANEでも過去に展開された実績がある。
タイトーのプライズなのでタイクレとの相性は良く、新作が出たタイミングでタイクレの台に入ることが多い。オンクレで箱型のプライズを取るときは、カメラアングルの都合で景品の奥行き方向が読みにくい点に気をつけたい。最初の1手は必ず様子見に使って、動き方のクセを把握してから本格的に攻める。
他のドラクエ飲み物系プライズとの比較
ドラクエの飲み物系プライズはマグカップだけではない。過去の展開を知っておくと、今後の新作を待つときの参考になる。
ドラゴンクエスト AM ラーメンどんぶりもプライズとして登場したことがある。どんぶりという選択もまたドラクエらしいユーモアで、モンスターデザインの器に料理を盛り付けるという体験が日常に入り込んでくる。
ステンレスカップ、ふたつきマグカップ、どんぶりと、食器系プライズが定期的に出てくるのがドラクエシリーズの特徴の一つだ。スライムのゆるいデザインが癒しをもたらしてくれるという声もあり、実用品として使いながら飾る効果も兼ねている。
使うたびに「あ、ゲームセンターで取ったやつだ」と思い出す瞬間が来る。それが毎朝続く。プライズの価値の一部はそこにある。
今から手に入れる方法
2025年1月に登場したふたつきマグカップは、現時点でゲームセンターに設置が残っている可能性と、すでに設置期間が終わっている可能性の両方がある。タイトーステーションの公式サイトで取り扱い店舗を検索すると、現在稼働中の台があるかどうかを確認できる。
設置が終わっていた場合は二次流通に切り替える。メルカリやラクマでは「ドラゴンクエスト AM ふたつきマグカップ」と検索すると出品が見つかる。プライズ品の特性上、クレーン爪の跡や若干の凹み・傷がある場合があるため、状態の確認ができる写真付きの出品を選ぶのが賢明だ。
スライムとスライムベスで2種あるので、両方揃えたい場合はセット出品を探した方が送料の節約になる。単品出品でも価格と送料の合計が折り合えば問題ない。
新作を待つなら、タイトーのプライズページとタイクレを定期的に確認する習慣をつけておくと見逃しが減る。ドラクエの食器系プライズはシリーズとして継続的に展開されているので、次のラインナップが出たときにすぐ動ける状態にしておく方がいい。
スライムと毎朝コーヒーを飲む。なんか、それだけで一日がちょっとだけ良くなる気がする。

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